Tara’s box cafe

モータースポーツを中心に、自分なりの解説を試みるブログです。

今更ながらアブダビGPを振り返る

こんにちは。taraです。

遅くなってしまいましたがブラジルをしれっとすっ飛ばしてアブダビGPの振り返りです。

2018シーズンの振り返りに関してはまた後日やるつもりなので、今回は主にレースに関してやっていきたいと思います。


2018 Abu Dhabi Grand Prix: Race Highlights

 

見せつけた王者の強さ。戴冠後も勢いは衰えず。

メルセデス勢は明暗が分かれる

これまでチャンピオン獲得後のレースで勝利を収められずにいたハミルトンですが、2018シーズンになってついにその汚名を返上することになりました。今回のグランプリでは序盤からトップを独走し、ライコネンのストップによるVSC中にピットも済ませて完全勝利。アウトラップでフェルスタッペンの後ろに出たことにより本人は少し不安そうでしたが、終わってみればタイヤもしっかりマネージメントして危なげないレース運びでした。

対してボッタスはペースが上がらずに終わってみれば5位。ロシアでの一件があるとはいえ未勝利でシーズンを終えることとなり、不完全燃焼なレースとなりました。それから、ロングストレート後のターン8のシケインカットについては結局ペナルティがなかったようでこれも議論を呼びそうです。後述しますが、アロンソが同じコーナーをカットしたときには即座に5秒ペナルティが出ていたのを見ると不可解な裁定のように思えました。

 

ラストレースのマクラーレン勢。最後に見せつけた実力と意地。

トリプルクラウンを目指すアロンソフォーミュラeでの奮起を誓うバンドーン

ここ数戦はパフォーマンス不足が著しかったマクラーレンですが、最後に両ドライバーが意地を見せてくれました。アロンソはわずかにポイントには届かなかったものの最後にハミルトン、ベッテルと並んでドーナツターン。2010〜2013シーズン辺りを思い出して懐かしいとも思ったりもう少しこの3人の争いを見たかったとも思ったり…

対してバンドーンは順位こそ振るわなかったものの、レース中盤で見せたオコン、バンドーンとのスリーワイドのバトルは観客を熱くさせるものだったのではないでしょうか。

個人的には二人ともまだF1で走る姿を見ていたかったものですが、これからの二人の活躍を期待したいですね!アロンソは言わずもがなですが、GP2やスーパーフォーミュラを見ていた方ならバンドーンが才能豊かなドライバーであることは周知の事実かと思います。この二人をもってしても苦しいレースが続いているところに現在のマクラーレンの苦悩が表れていますね。来年はドライバーラインナップをサインツとノリスに一新しますが、光明は見えるでしょうか。

 

ラストレースでトラブル続発。

跳ね馬ラストレースのライコネンはリタイヤに終わる

オープニングラップでひっくり返ったヒュルケンベルグや6週目に電気系トラブルでリタイヤを余儀なくされたライコネンをはじめとして、リタイヤが5台と割と荒れたレースだったと言えるのでないでしょうか。

中でもトロロッソのガスリーは予選に続いてまたしてもPUトラブル。来季に向けて少し不安の残る幕切れとなりました。しかしシーズン中に見せたスペック3のパワーであったり、ターボにIHIがガッツリ絡んできたりと、来季のホンダPUに期待が高まっているのも事実でしょう。現時点ではまだなんとも言えませんが、これがパフォーマンスを高めるための開発であることを期待したいですね!

 

 

今回は2018シーズンの最終戦アブダビGPの振り返りでした。

今シーズンの途中から思いつきで始めた企画でしたが、来年はもっと更新頻度を高く内容も見られるものにしていくことを目標としたいと思います。

私個人としては、初めて日本GPを現地観戦した思い出深い年となりました。関東在住の貧乏大学生なもので金銭面での悩みは絶えませんが、できることなら来年以降も観戦を続けたいと思っています。現地でしか味わえない魅力もたくさんありますし!

 

前述しましたが、2018シーズン自体の振り返りはまたやろうと思っていますので、ぜひ見ていただけると嬉しいです!

それでは!