メキシコGPを見て思うこと
こんばんは。taraです。
贔屓のサッカーチームが久しぶりに勝利を納めてご機嫌です。
それでは、メキシコGPを振り返っていきたいと思います。
メルセデスの不調
苦しみながらもファンジオと並ぶ5度目の戴冠
金曜日のフリー走行から調子の悪かったメルセデス。奇しくも去年と同じメキシコでチャンピオンを決めたハミルトンでしたが、チームメイトのボッタスと共になかなか険しいグランプリとなりました。
ハミルトンのドライバーズタイトルが確定し、残るはフェラーリとのコンストラクターズのチャンピオン争い。結果次第では次戦のブラジルGPに決まる可能性もありますが、果たしてどうなるでしょうか。
明暗の別れたレッドブル勢
終わりの見えないリカルドのトンネル、大器の片鱗を見せるフェルスタッペン
予選ではリカルドがポールポジション、フェルスタッペンが2番手と2013年のアメリカ以来となるフロントロー独占となったレッドブル。
しかし決勝ではバッテリーのトラブルでリタイヤとなったリカルドに対し、スタートでトップに立ちそのまま優勝したフェルスタッペンと、明暗が分かれました。
すでに今季限りでレッドブルを離脱することが決まっているリカルドですが、ルノーへの移籍を発表したベルギーGP以降7戦で4度のリタイヤと、長いトンネルを脱することができていません。
来季はワークスとはいえ現時点ではレッドブルよりも戦闘力の劣るルノーのマシンに乗ることになるリカルド。次に彼の笑顔と表彰台でのシューイを見られるのはいつになるのでしょうか。
対してシーズン序盤こそ歯車が噛み合わなかったものの、シーズン後半になるにつれて一気に調子を上げてきたフェルスタッペン。
鈴鹿、アメリカ、メキシコと3戦連続の表彰台で、ドライバーズランキング3位も狙える位置につけました。
来季はレッドブル・ホンダのエースとなるであろうフェルスタッペン。ハミルトンの6度目の王座を阻む男となるでしょうか。
なんとか入賞も、課題の残ったトロロッソ
コンストラクターではザウバーに抜かれ9位後退
ロシア、日本、アメリカで使用したホンダのパワーユニット「スペック3」から「スペック2」へと戻してメキシコGPを戦ったトロロッソ・ホンダ。
(スペック2を使った理由に関してはこちら→
ホンダF1、メキシコGPで“スペック2”エンジンを使った理由 【 F1-Gate.com 】
)
ガスリーが10位、ハートレーは5秒ペナルティもあり14位という結果になりました。
なんとか入賞は果たしましたが、最近のレースで課題となっているストラテジーの問題をここでも露呈しました。
この結果、コンストラクターズランキング9位へ後退。
来年のシートのもう1枠がアルボンに決まったとの噂もあり、窮地に立たされたハートレー。最近のコメントにも、フラストレーションが溜まっているように感じられます。残り2戦、ザウバーを再逆転するためにも、この男の奮起が期待されます。
この記事の中では取り上げませんでしたが、バンドーンの8位入賞や、ヒュルケンベルグの今季5度目の「Bリーグ」優勝など、見所の多かったメキシコGP。
2018シーズンも残すところはブラジル、アブダビの2戦となりました。今季限りでF1そのものやチームを離れるドライバーも増えてきていますが、そのドライバーたちにも悔いのないようなレースを期待しましょう!